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印刷物は網点の集まり
印刷物を虫眼鏡で見ると、印刷画像は小さな点の集まり(網点「あみてん」)で出来ていることが分かります。
大小の点を並べることで、画像を表現しているのです。
カラー印刷は通常、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色のインキから成っています。 しかし各色の網点をただ重ねただけでは、互いが干渉してしま模様(モアレ)が出てしまいます。
これは例えば、網戸を二重にしたときに現れる、しま模様と同じ原理です。
そのため、各色の網点の並ぶ方向に、角度をつけて、互いに干渉しないようにします。
この4色の細かい点の微妙なバランスで、フルカラーの印刷物が表現されるのです。
この網点の一つ一つの点を、肉眼ではとらえきれないほど小さくすれば、
印刷された画像は写真並の高画質で再現されることになります。
しかし、あまり小さくすると、ゴミが付着したり、写真入力機や印刷機械の精度を上げなければならなかったりと、多くの時間とコストがかかります。
そこで一般のオフセット印刷は150〜175線の網点スクリーン線数を用いています。
高精細印刷は微細な点を扱うために、画像スキャニングや印刷工程において、作業と環境整備に多大な注意が必要です。
高精細印刷
●高精細印刷は写真集、美術書、ポスター等に最適です。
高精細スクリーン
通常のカラー印刷は、スクリーン線数が175線/インチの網点により印刷されています。
その網点のスクリーン線数を300線以上にした印刷を高精細スクリーン印刷と呼んでおり、1000線のものまで発表されています。この高精細スクリーン印刷では、個々の網点が小さくなるので、より微細な表現が可能となるなどの特長を持っています。
高精細スクリーンの特長
(1)通常の175線印刷では再現不可能な部分も再現できる。
(2)各色の網点の重なりが少ないので、青紫、緑、橙等の色も濁りの少ない色彩表現ができる。
網点をさらに微小にした、霧吹き状の粒で構成したものが高精細印刷です。
高精細印刷には、スクリーン線数300線以上の線数で印刷する高精細スクリーンという方法と、
15〜20μm程度の網点を散在させ印刷するFM(Frequency Modulation Screening)スクリーニング
という方法があります。
(3)網点が小さいので、写真のような高画質が再現できる。
高精細スクリーンの問題点
・シャドウ部における調子値の増大が大きい。
FMスクリーニング
網点の大小で濃淡を表現する従来の印刷法と異なり、
同一サイズの点を不規則に配置し濃淡を表現する方法です。
FMスクリーニングの特長
(1)グラデーションの変化が柔らかく見える。
(2)ディテールの再現がより良くなる。
(3)4色以上の多色印刷も容易になる。
FMスクリーニングの問題点
・ハイライト部(画像の中の明るい部分)でドットが飛び飛びになるので、肌色等の荒れなど粒状性が生じる。 |
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